生まれてきたことに意味はある?と聞かれたら、何とお答えしますか?
きっと僕のメルマガ読者さんなら「もちろん意味はある!」と断言されるでしょうね(^^♪
ただ、19世紀の哲学者ショーペン・ハウアーさんが今の時代に生きていたら、きっとそんな僕たちに反論するでしょう。
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ショーペン・ハウアーの哲学
「人生に意味などない。生まれたことに目的もない。私たちは遺伝子が子孫を残すために用意された乗り物に過ぎない。
生きたいという意思と欲望だけで、永遠に無益な争いを繰り返し続けていく。
この世界は幸福になることも満たされることもない、むなしい世界である。」
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このような哲学をペシミズムといいます。何とも切なくなるような信念ですね( ノД`)
「ふーん、僕とは考え方が違うのね」とショーペン・ハウアーさんを無視することもできますが、モヤモヤ好きな僕としては、あえてそこと向き合ってみたいのです。
人生の意味とは何のことでしょうか?
例えば、僕が生まれて死んだ後の世界20XX年と、僕が生まれてこなかった後の世界20XX年を見比べることができたら、僕が生まれた意味が何か知ることができそうですよね?
もし何一つ違いがなかったら、僕が生まれた意味はなかったと言えそうです(T_T)
だとすれば、
ほんの少しでも世界に変化が起きていたら、僕が生まれた意味があったと言えますよね(なぜなら2つの世界20XX年の違いは、僕が生まれたかどうかの違いだけだからです)。
僕は生まれてからたくさんの人たちと出会い、お話をして、一緒に笑ったり悲しんだり、何かを成し遂げたり、失敗したりしてきました。
特に未来20XX年に目を向けるなら、僕の子どもたちを例に挙げると分かりやすいかもしれません。
僕とは血のつながりがないので後世に僕の遺伝子は残りませんが、僕という育ての父の記憶が残っていることでしょう。
7歳と5歳だった子どもたちの前に突然現れた僕ですが、一緒に生活する中でたくさんのことを感じ、気づき、学び、(良いことも悪いことも)教訓として血肉になっていると思います。
つまり、20XX年に存在する僕の子どもたちと、僕が生まれてこなかった20XX年の僕の子どもたちには明らかに違いが生まれます。
そう考えると、
僕には生まれた意味があったと言っていいんじゃないでしょうか?ダメですか?(^^;
そしてそれは世界中のすべての人に当てはまることだと思います。
生まれて意味のなかった人なんていない!すべての人に生まれた意味があり、その意味が手をむすび合って今の世界が作られているんです。
「生まれてこなきゃよかった、終わりにしよう。」と自ら命を絶つ人たちがいます。
生まれてこない方がよかった命なんてありません。みんな誰かの役に立ってる。
「お互いさま」という言葉あります。
「おあいこ」という意味がありますが、「御互い様」と書きます。
「互い」に対して丁寧に「御」をつけて「様」までつけて、相手のことを一番に想う気持ちが込められていますよね。
僕たちはみんなお互い様です。助けたり、助けられたり、迷惑をかけたり、かけられたり、それでいいんです。
それが生まれた意味ですから。それが20XX年の世界を変えるんです。
ショーペン・ハウアーさん、僕のお便りに何とお答えになるでしょう?
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