本能には逆らえない、そう思いませんか?理性でコントロールしようとしても、食事、睡眠、物欲、恋愛、称賛、好奇心、共感、自己実現などなど、人は欲望に勝てません。
それもそのはず、よく聞く話ですが顕在意識(コントロールできる意識)はわずか5%みたいです(汗)残り95%は無意識、これが本能の正体です。
ストーリーライティングとは、5%の顕在意識に語りかけて、95%の無意識を動かす技術です。
習得できたらいいことありそうですよね?
今回ご紹介する技術は「未解決」です。
前回の「隠す」というお話にも通じるところがありますが、本能は未解決な状態を嫌います。
そう、僕の好きなモヤモヤですね←僕の本能は変態なので未解決な状態を好みますが(笑)
例えば、次のような映画の告知文です。
***
夜になると誰かの気配を感じ、不可解な出来事が続く。
疑問に思った主人公は、先日自殺した夫の遺品を調べ始める。
すると、生前には知らなかった亡き夫の秘密に次々と遭遇する。
夫が設計したこの家に隠された秘密とは・・・
***
モヤモヤしますねー(笑)
これらの言葉はすべて未解決な状態を作り出しています。
「誰かの気配」とは、誰の気配なんでしょうか?
「不可解な出来事」とは、どんな出来事なんでしょうか?
「疑問に思った」ということは、以前に疑問に思うようなことがあったのでしょうか?
「自殺した夫」は、なぜ自殺したんでしょうか?
「夫の遺品」には、どんなモノが残されていたのでしょうか?
「亡き夫の秘密」とは、何だったのでしょうか?
「夫が設計した家」とは、どんな造りになっているのでしょうか?
告知文みんな未解決じゃないかーい!とツッコミを入れたくなります(笑)
でも本能は赤ちゃんのように素直です。断片的に流れるスリリングな映像とこの告知文を読んだら映画を見たくなるわけです。
そしてここからが本題です。
見込み客があなたの商品サービスに興味関心を持ち、「もっと知りたい」と思ってもらうためには、どんな未解決を作り出せばいいでしょうか?
見込み客は今、あなたの商品サービスにはまったくの無関心です。
そんな見込み客が「ん?」「おや?」「それで?」と未解決に導かれるように歩き出し、「どうして?」「どうやって?」「それって何?」とあなたの目の前までやってきます。
未解決の連続は、言わば「ミステリーチェーン」です。チェーンの輪は一つひとつ繋がっていなければいけません。
一つでもチェーンの輪が切れていると(不自然な繋がり方をしていると)、見込み客とのご縁もそこで切れてしまいます。
【ヒント】
あなたの商品サービスを知りたくなる理由をすべてリストアップしましょう。見込み客ごとにその理由はさまざまです。
問題が起きているのに気づいていない見込み客
問題には気づいているけど放置している見込み客
問題には気づいたものの原因が分からない見込み客
原因が分かっているのに対処法が分からない見込み客
対処法は分かっていても今やるべきことが分からない見込み客
今やるべきことが分かっていても事情があって行動できていない見込み客
あとはリストアップした理由を学習段階レベルに合わせて順番に並べてみましょう。
例えば、足し算もできない子どもに微分積分を教えることはできません。
まずは足し算、次に引き算、次に掛け算、次に割り算、そして方程式や不等式、二次関数、図形、三角関数、指数関数などなど、段階を経て足し算から微分積分まで理解できるようになります。
おっと、
ついつい重苦しいメルマガになってしまいました(汗)
また機会をみてストーリーライティングについてお届します!
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